『パーフェクトベビー』とは?

遺伝子組み換え技術をつかって作られる、遺伝的に傷のない完璧な赤ちゃんのことです。さらに「パーフェクト・ベビー」をつくる際に、遺伝的に傷がないだけでなく、受精卵診断のレベルで目や髪の色,体型など、親が望む特徴をもつ赤ちゃんを作る「デザイナーベビー」の誕生も可能になるそうです。

『パーフェクトベビー』の基になる技術の特許が認められた

特許化されたのは、米国の「23アンドミー」(本社・米国カリフォルニア)の手法で、米特許商標庁が9月24日付で認めました。内容は、これまでに得られた病気のリスクなど独自のデータや情報を利用する手法です。

何が出来るようになるの?

具体的には、不妊クリニックや商業的バンクに保存されている精子や卵子の提供者と、利用者の遺伝情報をかけ合わせて解析することが可能になります。

利用者は「肺がんリスクが低い」「足が速い」などの希望を出せば、子どもにそれぞれの特徴がどの程度表れるのか、提供者ごとの確率を知ることができます。

そもそも”23アンドミー”ってどんな会社?

唾液から254種類の病気のリスクなどを判定するサービスを提供しています。自分で採取した唾液を約1万円で購入する専用のキットに入れ返送するだけで、遺伝子検査の結果をオンラインで確認することができます。利用者は50カ国以上、日本人を含め40万人を超えています。

遺伝子解析精度に問題も

このサービスは、診断精度に大きな問題があるとして、2013年11月、米国FDA(米医薬食品局)が中止命令を出しました。これを受け、23アンドミー社は、遺伝子検査サービスは続けるものの、検査結果に基づく医学的な分析の提供を中止すると発表しました。

『パーフェクトベビー』のメリット

英オックスフォード大学で実践倫理学を研究するジュリアン・サバレスキュ(Julian Savulescu)教授によると、遺伝子が人間のパーソナリティに与える影響は非常に大きいそうです。

犯罪者が減る?

生まれてくる子供が「良識ある人間」や「他人や自分を傷つける可能性が少ない人間」に育つ可能性が高くなり、最終的に社会がより良くなるというのが彼の主張です。また、子どもの病気や障害に悩み苦しむ可能性を、減らすことが出来るかもしれません。

『パーフェクトベビーのデメリット』

遺伝子診断は高額なため、富裕層は『パーフェクトベビー』のための様々な検査を受けることが出来ますが、貧困層は子供が病気になる確率を調べることすらできないという問題が出てきます。

シンデレラストーリーはもう無理?

富裕層の赤ちゃんが、遺伝子診断によって容姿も、健康も、運動神経も手に入れることが出来たなら、アメリカンドリームやシンデレラストーリーの誕生は、今以上に難しくなるかもしれません。

『パーフェクトベビー』の実現性は?

23アンドミー社は朝日新聞の取材に、現時点で特許の手法を実用化する意図も計画もないとしています。遺伝子解析の精度などを考えると、ビジネスとして成立するかは難しいですが、クローン人間よりもハードルが低いため、切迫性を心配する科学者も少なくありません。

twitterでの声は・・・

ありのままで

子供に健康でいてほしいというのは、親なら誰でも抱く想いです。もしも病気や障害に苦しむ子が減るのであれば、それはとても素晴らしい技術です。しかし、そこに容姿や優秀さを追加してしまうと、たちまち欲に飲み込まれ、本来の願いを見失ってしまうのではないでしょうか。

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二人の娘をもつワーキングマザーです。
季節ごとのイベントや育児、流行りモノなど、自分が気になることを記事にしていきます。
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