こんにちは。ライターのシノヅカヨーコです。

母乳で赤ちゃんを育てるとなると、どうしてもつきまとう「食事制限」。脂質の高い食事はNG、ケーキはおっぱいが詰まる…など、いろんな説がありますよね。

筆者自身も「質の良いおっぱいのために肉も魚も乳製品も禁止!」なんて助産師さんに出会ったことがあります。でも、本当に食事が原因で母乳が著しく変化するのでしょうか。

えっ!?これもダメなの?母乳育児で食べてはいけないとされる食べ物3選

母乳育児の食事制限ですが、その内容もさまざまです。母乳育児をするうえでよく「食べてはいけないとされるもの」をご紹介します。

おっぱいを詰まらせる食べ物として祖母世代から受け継がれる「餅」

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「お餅を食べるとおっぱいが詰まる」ってよく聞きますよね。一方で、「母乳の出をよくするから食べるべき」という人もいます。

お餅は乳腺炎を起こす原因になります。あまり食べ過ぎると正月早々高熱と胸の痛みに苦しみます。

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この栄養過多の時代にお餅を食べるとおっぱいが一気に詰まることがあります。お餅の粘りが母乳をねばねばにして詰まりやすくするとも言われています。

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お餅の粘りが…えっ!?

牛乳やチーズなどの「乳製品」

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乳製品も「母乳の質を低下させる」や「母乳が詰まりやすくなる」と言われがちな食材。「母親が乳製品を摂ることでアレルギーになる」なんていう人も稀にいますね。信憑性は高くはなさそうですが…。

私も産院で乳製品は詰まりやすいので控えるよう指導がありました。

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赤ちゃんのほっぺを中心に湿疹が出来ていたり、頭に脂漏性湿疹が多く出る場合は乳製品が原因のことが多いです。牛乳を直接飲んでいなくても、食パンなどにも脱脂粉乳を使用しているので、多く食べると同じです。

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乳児脂漏性湿疹は母乳の質に関わらず、母親の胎内にいたときに受けた女性ホルモンの影響により皮脂がたくさん分泌されてできるものとされています。

天ぷらやから揚げなどの「揚げ物」

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油(揚げ物など)、肉類などを摂りすぎると悪いおっぱいになります。

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ちなみに上記はほんの一例です。指導者によっては「肉・魚は一切NG」という人もいますし「塩分・糖の摂取はNG。味付けは酢を使うのみ」という人もいます。玄米がいいという人もいれば、穀類は摂取しないようにという人もいます。

いったい何を食べればいいのよ!と思わず叫びたくなりますね。「茹でた葉物野菜に酢をかけたもの以外は摂取しないように」なんて呼びかけるサイトも実際にあるのだから驚きです。母乳の質が改善されるまえに、ぶっ倒れる気がします。

質の悪い母乳はこんなトラブルを引き起こす…らしい

悪いおっぱいは味が悪く、赤ちゃんが飲むのを嫌がったり、飲んでくれても機嫌が悪い、髪の毛が逆立つ、落ち着きがなくなる、時には湿疹やアレルギーの原因にもなると言われています。

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母乳の質が悪いと、赤ちゃんの成長速度はもちろん、視力や体型、頭の形にまで影響が及ぶそうです。ちなみに母乳の質に問題がある時、赤ちゃんの頭の真ん中あたりの髪の毛が逆立つことがあるといわれています。

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「良質な母乳」信者からよく聞く発言が「悪い母乳を飲むと髪の毛が逆立ち、赤ちゃんはイライラする」というもの。

冷静に考えてみれば、口にしたもので髪の毛が逆立つなんてなかなか不思議な事象なのですが、収まらない夜泣きに思い悩んだ新米ママが「私の母乳の質が悪いからなのでは…」と思い悩むには十分なキッカケです。

赤ちゃんのぐずりに何か原因があるのでは…と不安を覚えてしまうのは、決して珍しいことではありませんから。

ちょっと待って!本当に母乳と食事の因果関係はある?

筆者も完全母乳育児経験者です。子どもが哺乳瓶で飲むことを嫌がったため粉ミルクが使えず、数えるほどしか粉ミルクを口にしたことがありません。しかし厳しい食事制限などしませんでした。

生まれたてホヤホヤの赤ちゃんと引きこもりの生活。こまめな授乳やオムツ替えと戦う日々の息抜きといえば食事ぐらいしかなかったので、筆者は割と自由な食生活を送っていました。避けたものといえば「アルコール」と「カフェイン」ぐらいです。

お世話になった産婦人科では産後のオヤツに「餅入りのぜんざい」が出ていましたし、お祝いにいただいたケーキだってぺろりといただきました。母乳の質がどうだったかなんてわかりませんが、「まずくて飲まない」なんてことはありませんでしたし、道端で突然噴射するほど恐ろしく出が良かったので「詰まり」知らずでもありました。子どもの発育も良好です。

では、母乳との因果関係は本当にあるんでしょうか。医師の見解を調べてみました。

母乳と食事の関係について医師の見解は…

医師の方がTwitterやブログで母乳育児と食事の関係について言及した発言を紹介します。

別に食べたものがそのまま母乳に出るんじゃなくて、消化管で粉々に消化されて吸収されるんですよー

牛乳の脂肪の粒が大きいからって、牛乳を飲んだらそのまま母乳が牛乳になるわけじゃないし、そもそも乳管の太さと脂肪の分子の大きさは何ケタもちがうので、それで乳管が詰まったりしません。

出典 http://ameblo.jp

乳腺炎は作った母乳が吸い取られずに乳腺に溜まったままになったためにおこるもので、多くは授乳間隔や授乳姿勢に問題があります。

食べたものがそのまま出て、ネバネバの栓みたいになって起こるものではありません。

出典 http://ameblo.jp

ヒトの赤ちゃんはニンニクをたくさん食べた母の母乳を飲んでも哺乳行動に変化はなかったという論文があります。テイスティングして四の五の言わないのです。

成分の方向から反論するならば、栄養状態の違う北欧とアフリカの母親の母乳を分析・比較した結果がほぼ同じであったという研究があり、大きく偏った食生活でなければ人の母乳の成分はそうそう違わないんです。

出典 http://ameblo.jp

いかがでしたか?因果関係がないと言われても「チーズを食べるとおっぱいが痛い」と感じるママもいるでしょうから、どの情報を信じるかどうかはママ次第です。

しかし「赤ちゃんのために…」と厳しい食事制限に耐えることがストレスになってしまうようであれば、それも問題ですね。美味しい食事でうまく息抜きをすることも、時には必要なのではないかと個人的には思います。

とはいえ母乳育児中はカロリーを消費しやすい時期。せっかくなのでヘルシーな食生活を目指し、産後の体型戻しに追い打ちをかけるというのは大いにアリだと思います♪

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家事が嫌いなぐうたら主婦。25年2月生まれのムスメと夫の三人暮らし。 育児、暮らしにまつわるネタを中心にライター業をしています。お酒とチョコレートが大好き。

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