博多へと移動した夜は、仕事の仲間と会食。最近うどん酒場なるものが人気を集めていると言うので、その視察と勉強のために…福岡に拠点を置くうどん店チェーン「ウエスト」も同様の業態を持っているようですが、このうどん酒場、うどん文化が根付いている福岡ならずともブームとなるのでしょうか?

お邪魔したのは「博多麺太」。博多駅から歩いて5~10分ほどと飲食店が立ち並ぶエリアからはちょっと離れたトコロに、一昨年の11月末に開店されたお店でありまして…

夜の集客に苦しむうどん店がやむを得ず夜に居酒屋メニューを提供していると言った感じではなく、あくまでもうどん酒場としての業態を確立するべく造ったお店であることを窺い知ることが出来る外観であります

念のためにと予約をしてお邪魔したのですがそれが大正解。ワタシたちがお邪魔した19:00過ぎには続々と近隣にお勤めのビジネスマンが訪れまして、あっという間に満席状態になるほどの人気店ですね。

入店のとき扉を開けた瞬間から感じていたことなのですが。ココのスタッフはとっても元気よく笑顔に溢れていて、お客さまへの気配りもしっかりとしてるようです。

お刺身や焼鳥と言った商品は無く、ひと皿300円から500円ほどで提供できる簡単な商品がずらりと並んでいまして…安いからと手を抜かれているわけではなく、安くても美味しく提供できる商品にこだわっているようで、ポテトサラダや卵焼きもキチンとお店で作られたものですね。

博多うどんのトッピングとしては定番の丸天も炙られることでお酒のあてにもなりまして…

そんな中で最も気になったのがコレ。メニューに「うどん刺身」と書かれていまして、うどんを刺身でいただくってどういうこと???と不思議な気持ちで注文してみますと…平たく幅広く切られたうどん麺を茹でた後、冷水で冷やしたあとわさび醤油でいただくといったモノなのですね。
 
なるほどと簡単に思える商品ではありますが、うどん麺自体に自信があるからこそ提供できる商品でもあるんですよね。

そして、ズワイ蟹と菜の花の天ぷら。あー、もう菜の花が食卓に並ぶような季節も目の前になったんだなぁ なんて思いながらいただいてみますと、そのサクッと揚がった天ぷらは、驚くほどに立派なモノでありまして…

専門店にも負けないであろう技術の高さを感じることが出来ます。天つゆもしっかりと出汁が効いたものでありまして…しょうがを加えたそのつゆで先のうどん刺身をいただいても美味しくいただけましたよ。

〆にいただいたうどんは中細の麺でありまして… 柔めに茹で上げられた博多うどんであります。サバ節が加えられて取られた出汁は香り豊かでありますし、麺との相性も良い感じでして…

添えられる天かすには海老の殻が塗されていますので、その香りとともにいただくうどんは最高ですね。業態としても時流に合ったモノでありますが、このお店人気があるまるのはしっかりとした商品力に裏付けされたものであるようですから、簡単にメニューを真似しただけではこれほどの繁盛は難しいことですね。

【酒場 博多麺太】福岡県福岡市博多区博多駅前4-24-2 鳴海屋参番館1F/092-409-6007

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飲食店プロデューサー

『外食産業一筋30年 コンサルタント暦20年』
『年間食べ歩き軒数500店超』

30年に及ぶフードビジネス界でのキャリアと実績のもと、飲食店の経営改善から、新規開店・開業・起業・創業などへの支援を行う。
とくに新規開業のプロデュース業務を得意とし、年間500軒を超える食べ歩きから肌で感じた時流の提案を行う。

http://www.c-synapse.jp/

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