デビュー36年の今でも変わらない美しさと世界観で、幅広い世代の女性から支持され続けている竹内まりやさん

昨年発売されたアルバム「TRAD」が第56回日本レコード大賞「最優秀アルバム賞」を受賞。

33年ぶりの全国ツアー「souvenir 2014」も大盛況に終わり、59歳とは思えない美貌とスタイルでたくさんのファンを魅了した年末でした。

いつ聴いても「あの頃」に一瞬で引き戻す、まりやさんの詩の世界

ツアーでは、懐かしい名曲から最新アルバムの楽曲まで、幅広く歌い上げてくれたまりやさん。
「うわー、この曲好きなんだよね」
「いや~、これ痛い想い出だわぁ~」
会場で楽しむファンの間で、手拍子とともにつぶやかれるコメントの数々。

そう、まりやさんのファンの年齢層が広くて深いのは、彼女のスタイルのある眩いばかりの生き様からは想像もできないような、「誰もが経験する、恋愛の混沌とした心情」が、とてもわかりやすい言葉で見事に描き出されている点にあります。

つい、共感してしまうフレーズがたくさん。今日は、「懐かしい」人も「初めて!」な人にもオススメな、まりやさんが紡ぎだした名フレーズをご紹介します。

●もう一度('84年)

夜毎 つのる想いに
胸を熱くした日々 ただ
あなたのそばに いれば
幸せだったのに
重ねた時が いつしか
私を変えてた

出典 http://joysound.com

好きで好きで仕方がない時期って意外と短いのよね、ってことに気づいた後に、どうするかが問題なんですよね…。

●プラスティック・ラブ('85年)

出逢いと別れ
上手に 打ち込んで
時間がくれば 終わる
Don't hurry!

出典 http://joysound.com

永遠の愛なんてないの、あっても私には無縁だわ!毎日を楽しく暮らせればそれでいいの!
あぁ…耳が痛い。まりやさんが唄うとかっこいいんですけどね。

●駅('87年)

今になって
あなたの気持ち
初めてわかるの 痛いほど
私だけ 愛してたことも

出典 http://joysound.com

「見覚えのあるレインコート」
もう、この出だしで胸をつかまれます。

●元気を出して(’88年)

チャンスは何度でも
訪れてくれるはず
彼だけが男じゃないことに
気付いて

出典 http://joysound.com

「少しやせたそのからだに 似合う服を着て 街へ飛び出せば ほら みんな振り返る」
というフレーズに勇気をもらって、次の恋へと踏み出せた、そんな人も多いはず。

●シングル・アゲイン(’89年)

また独りに 返ったと
風の便りに 聞いてから
忘れかけた想いが
胸の中で ざわめく
私と同じ痛みを
あなたも 感じてるなら
電話ぐらい
くれてもいいのに

出典 http://joysound.com

彼を獲られた口惜しさと、そんな彼女のほうに行ってしまった彼への失望と。選ばれなかった淋しさと、周囲からの気遣いの言葉への恥ずかしさと。色んな感情を乗り越えた頃に、二人の破局を風のうわさで知る。
もはや、ヨリを戻したいなんて思うわけないじゃない!

ただ…ただね。
「手放した恋を今 あなたも 悔やんでるなら やっと本当の さよならできる」
もう、これこそ女心です。世の男性は、ぜひしっかり感じ取って頂きたい!!

●告白(’90年)

違う道を選んだ あなたに
今ごろ 愛打ち明けられても
ひき返せないと 知ってるから
この暮らし 壊さないで

出典 http://joysound.com

ラストの
「女心は いつも言葉と
 裏はらな企み 隠してる
 どんなに遅すぎても告白
 待ちわびて生きているの」
もたまりません。

●マンハッタン・キス(’92年)

どうして あなたじゃなきゃ駄目
声かける人は
たくさんいるのに
できるなら 知り合う前の
私に戻って
置いてきた夢 探したい
いつの日か 遠い思い出だと
笑い合える
そんな時が くるのかしら
明日さえ 手探りで生きる
ふたりにも

出典 http://joysound.com

当時小学生だった筆者はよほどの耳年増だったのでしょうか。なぜ、このどこから聴いても不倫のシチュエーションの「女心」に、こんなにも共感してしまうのか。

それはきっと、不倫ではなくても、逢えない辛さや彼のすべてを自分のものにはできないという葛藤といった、普遍的なテーマがたくさん詰まっているからだと思います。

●カムフラージュ(’98年)

ずっと近くにいてくれたのに
欺いてきた私を許して

出典 http://joysound.com

ドラマ「眠れる森」主題歌。
「友達」という絶対に互いを失わない距離感で誤魔化してきた気持ちに嘘がつけなくなって、決壊してしまう瞬間。ため息がでそうなほど美しいストーリーです。

●人生の扉(’07年)

信じられない速さで
時は過ぎると
知ってしまったら
どんな小さなことも
覚えていたいと
心が言ったよ

出典 http://joysound.com

50歳を迎えたまりやさんの心情を唄った曲です。20代から90歳超えまで、人生を味わい深く生きていきたい、というまりやさんの等身大の想いが歌詞に溢れています。

これから先の人生の節目ごとに聴き直すと、私たちの人生も、味わい深くなってきていることに気づかせてくれるのではないでしょうか。

●幸せのものさし(’08年)

自由と孤独はふたつでセット
気ままなほど
寂しさもついてくる

出典 http://joysound.com

ドラマ「Around 40~注文の多いオンナたち~」の主題歌。独身アラサー・アラフォーの心にガッツンガッツン響き渡る歌詞です。

「がんばりすぎる自分に 疲れてふと泣けてきた真夜中のバスルームで」
「ひとり楽しく生きてきたの 何ひとつ悔やんでないけど曇った鏡のように 明日が見えない」

ただただもう、耳と胸がキリキリと痛いです!

いかがでしたでしょうか?
懐かしい曲、初めての曲、色々あったと思います。

昨年のツアーで、まりやさんは
『今回、33年ぶりに地方公演をしようと思ったのは、子育て中に楽曲提供した曲がヒットとなってセルフカバーになり、さらにスタンダードになり、これまで唄ってこれたけれど、聴いてくれたたくさんの人に、直接「ありがとう」と御礼が言いたかった』
と仰っていました。

まさに才色兼備。ご主人・山下達郎さんとの公私に渡るパートナーシップも含めて、日本人女性の憧れの代名詞のようなまりやさん。

そんな彼女から紡ぎだされる、驚くほど一般人的な「日常」「リアル」。他にも胸の奥が痛みそうなほど共感できる歌詞がたくさんあります。
 
ぜひ、今夜はまりやワールドにひたってみてはいかがでしょうか。

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紙媒体の企画・営業・編集を卒業後、企業広報を経て、フリーランスのPRプランナー&ディレクターをしています。 (ハイパーメディアフリーターとも言う) 齢36。 エディトリアルディレクションが大好物ですが最近はブランディングが多め。

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