第38回日本アカデミー賞において、V6の岡田准一(34歳)さんが「永遠の0」で優秀主演男優賞を、「蜩ノ記」で最優秀助演男優賞W受賞を達成しました。

主演と助演の双方で最優秀賞を受賞するというのは長い日本アカデミー賞の歴史においても男性では初の快挙ということで話題になっています。

殆ど下積みなしでV6のメンバーとしてデビュー

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日本テレビ系列で放送されていた『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』内のコーナー「ジャニーズ予備校」で合格し、ジャニーズJr.としての下積みも殆ど積めないまま14歳でV6としてデビューした岡田さん。

ほかのメンバーとの実力の差を埋めるためには人一倍頑張らなくてはとても追いつけない。ダンスも死に物狂いで練習し、彼はデビュー当初からずっと努力と苦労を重ねてきました。

「続けられているのは奇跡。運がいいだけです。役には常に真面目に向き合います。そのため準備も相当します。ジャニーズなので他の役者さんより努力しなければいけないですし」

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役者としての実力も認められるようになった今でも、謙虚に、人一倍努力する姿勢は変わっていません。

極めすぎてインストラクターの免許も取得

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ドラマと映画版も大好評だった、岡田さん主演の『SP』。激しいアクションシーンが見所でしたが、このためにした準備も度肝を抜かれるものでした。

自身初のエッセイ『オカダのはなし』(マガジンハウス)で、役者としての構えをこう綴っている。

アクションシーンが多いドラマのために、世界中の格闘技や武術を調べあげ、フィリピンの伝統武術「カリ」に辿り着く。基礎の習得では物足りず、のめり込んだ岡田は弟子入りを決める。

さらにはジークンドー、修斗、柔術、居合と5種類もの武術を習得し、カリ、ジークンドー、修斗においてはインストラクターの免状を取得したという。

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極めるならとことんやらないと気がすまない、どこまでもストイックな性格が伺えますね。こうして常に作品に対しての準備を怠らず、真摯に向き合う姿勢が、役者としてのオファーが途切れない理由の一つなのかもしれません。

報知映画賞でも主演男優賞を獲得

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日本アカデミー賞よりも歴史のある「報知映画賞」でも「永遠の0」での特攻隊員役の熱演が認められ、主演男優賞を受賞しました。

大の歴史好きで知られる岡田にとって、報知映画賞の39年の歴史も大いに興奮させられるものだった。過去の主演男優賞のリストには、幼少期の岡田が心底憧れた名優が並ぶ。

「歴代の大御所の方がもらってきたものですからね。エジソンの名言で『99%の努力と1%のひらめき』って日本では習うけど、海外では『99%の汗』って訳されている。努力は汗。先輩たちの汗を受け止めて、次につなげなければ」

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「永遠の0」の撮影中は眠れなくなるほど身を削って演じていたという岡田さん。現場の責任をすべて背負い、全力を尽くすことで流れた汗…。その結果が実を結んだのでしょうね。

しかしながら、なぜ岡田さんはここまでストイックになれるのでしょうか。

母の覚悟

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岡田さんが小学校2年生の頃に両親が離婚。それからは母親が女手一つで岡田さんと姉を育ててきました。

ジャニーズに入れようと書類を出したのが母親である。14歳の岡田准一を送り出した母は、「男として責任を持って自分の人生を生きなさい」と彼に言い聞かせた。

岡田の母は「自分に返ってくることだから、勉強しろも言わない。ただ、あなたが悪いことをしたら、私が殺してでも責任をとります」という覚悟で息子を育ててきたのだ。

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「男として責任を持って自分の人生を生きなさい」
「あなたが悪いことをしたら、私が殺してでも責任をとります」

多くを語らずとも伝わってくる母親の覚悟。この言葉の通りにただひたむきに生きてきた結果が、今の岡田さんを形成しているのだと思いました。

まだ彼が20代の頃に台本を読んでいるところに、母親が話しかけてきた。岡田は「今、読んでいるから」と相手にしなかったことを未だに悔やんでいる。

今でも岡田の母は、「大河ドラマの撮影があるから邪魔になるだろう」と気をつかって一切連絡をしてこないという。

岡田准一は「大丈夫です、もうそんな“余裕の無い男”ではないので、連絡してください」とテレビから母に呼びかけた。

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母は子を気遣い、子は母を想う…素敵な親子関係ですね。お母様も今の岡田さんを見てさぞ誇らしく思っていらっしゃることでしょう。

「自分を“映画人”として認めていただいてありがとうございます」

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岡田は「僕がここにいられるのも第一回の受賞者である“人が人を思うことの大切さ”を伝えた高倉健さん、第二回受賞の緒形拳さんにも『感情が動く時に人は見てくれるんだ』と言っていただいた。(緒形さんに)『芝居をやるには難しい環境かもしれないが、向いてるから続けなさい』と言っていただいて、なんとか続けてこられています」と大先輩たちに感謝した。

さらに「『向いてる』と言われたのは芝居と格闘技しかなくて…」と笑わせ、デビューから20年を振り返り「何もできなかったんです。怒られ続けて、20年間にたくさんのスタッフさんや役者さんにいろんなことを教えていただいた…」としみじみ。

「作っていくということを20年間で出会ったたくさんの方々に教えていただいて、このような素晴らしい場所に立てるようになりました。またここに帰ってこれるように精進してまいりますので、また誰かここに連れてきてください!」と呼びかけた。

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「自分を“映画人”として認めていただいてありがとうございます」と語り、「今日は最高の日です」と喜びを口にする。また「長年、一緒に仕事をしてきた仲間のひとりから『(岡田さんの優秀賞受賞を)誇りに思う』とメールをいただきまして、人に誇ってもらえるというのはすごく嬉しい」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。

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目を潤ませながら話す岡田さんの姿には、見ているこちらも胸が熱くなりました。今後の岡田准一さんの出演作にも期待が高まりますね。

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