12歳VS亜久里(元F1ドライバー)

出典 YouTube

涙の理由は6:10~

動画の内容をかいつまんで説明すると、F1レーサーにあこがれる小林少年が、F1ドライバーだった亜久里にカート勝負で勝利するというものだ。しかし、勝利したはずの小林少年は喜ぶどころか、くやし涙を流している。その理由は、亜久里が手を抜いたからである。

12歳でそれを見抜き、さらに「遊ばれた」と言って悔し涙を流す小林の精神的な成熟と気の強さ、能力の片りんを見せたスーパーキッズだった頃の動画になっている。

実際、小林可夢偉はこの後、ドライバーとしてステップアップし、シーズン途中のトヨタでF1デビューをして、わずかなチャンスで見事な走りを見せてF1ドライバーの座を獲得した。小林可夢偉というと、一般的にはあびる優の元恋人として有名かもしれない。

また、写真週刊誌をにぎわせたりして、ちょっと、良くないイメージもついてしまっている。確かに、日本の今までのF1ドライバーの多くは、真摯にドライバーとしてやっていたイメージが強いので、可夢偉の行動は軽率だっただろう。

ただ、現在では(おそらく来シーズンはシートを失う可能性が高いが)、唯一の日本人のF1ドライバーであり、過去、鈴鹿で見せた3位になった走りなど、実力的に素晴らしいものがある。

日本は車社会だが、F1に関しては撤退してしまい、残念ながら可夢偉に有力なスポンサーがついていない状況である。それは、今の日本の経済状況が良くないというのも大きく影響しているかもしれない。

また、現在のF1は過去に比べて金が莫大にかかり、持参金と呼ばれるスポンサーの資金を持ち込めないと走れない状況がより強くなっているのである。ネット上ではよく可夢偉が有力なスポンサーがない状況に関してマネジメントの悪さを批判されていた。

しかし、現在の日本の経済状況、F1の開発費用の高騰によるドライバーへの資金負担の増加などを考慮しても良いのではないかと思う。
(ちなみに、持参金に関しては、実力が劣るドライバーでも10億近いスポンサーマネーを持ち込んでシートを確保するなど、最近クローズアップされて批判されている。しかし、片山右京がJT(日本たばこ)のスポンサーを持ち込んでデビューするなど、実際には当時から需要はあったのである)

ただ、当時の状況に比べ、今はチーム数も少なくなり、ドライバーにとって、特に日本のような経済状況のドライバーにとっては、冬の時代と言えるだろう。また、F1というスポーツが日本ではあまり人気がなくなっているのも少なからず影響しているだろう。

トップレーサーの給料が20億円以上という、まさにスポーツアスリートとして高い評価を得ている世界であるということもあまり知られていない状況だ。ちなみに、小林可夢偉はケータハムというチームで今シーズン走ったが、給料は無給だった。無給でも走りたいという情熱が、オーナーの心を動かしたとも言われている。

結果、移動費や滞在費の2000万円だけが支払われた。また、可夢偉はF1レーサーとして募金を募ったことでも有名である。ケータハムはお世辞にも戦えるチームではなかった。常に最下位争いをし、周回遅れが当たり前のチームだった。

時に可夢偉はシートを持参金を持ってきたドライバーに譲り、走れない状況にもなった。
そんな屈辱的な可夢偉の姿に、見苦しい、情けない、マネジメント能力の低さなどを、否定的に見るむきも強かった。

正直言えば、ケータハムのオーナーが何度も変わり、いつ撤退するかというのが、今シーズンの最も大きな話題であった。可夢偉に期待し、募金もした人ならなおさらだが、そんな状況にファンもくやしかったために起きた批判でもあるだろう。

それでも、少年の頃から抱いたF1という夢の場所で、もがき、情熱を注ぎ、戦ったことは称賛に値するのではないかと思うのである。また、実際に実力があるドライバーなのだから、多くの人に知って応援してほしいと思い、記事を書いた次第である。

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