1月25日(日)は土用の丑の日です。土用の丑の日というと、夏にうなぎを食べるイメージが強いと思いますが、実は春夏秋冬、土用の丑の日はあります。では、冬の土用丑の日は何を食べるのでしょうか? やっぱりうなぎ? 気になるので探ってみました。

そもそも「土用の丑の日」って何?

土用(どよう)とは、五行に由来する暦の雑節である。1年のうち不連続な4つの期間で、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間ずつである。(中略)各土用の最初の日を土用の入り(どようのいり)と呼ぶ。最後の日は節分である。

出典 http://ja.wikipedia.org

「五行」とは五行思想(五行説)のことで、万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという説のこと。それぞれが季節に対応しており、土は季節の変わり目とされています。

土用は年に4回あり、冬の土用は立春前の約18日間で、2015年の土用の入りは1月17日、最後の日は節分の2月3日です。

土用丑の日」は、その土用の中で干支が「丑」の日、つまりカレンダーの横に書いてある「乙丑」「丁丑」「己丑」「辛丑」「癸丑」の日のことです。丑の日は12日に1回あるので、土用の約18日間のうちに2日ある場合があります。

出典 http://www.gettyimages.co.jp

※「干支」とは、十干と十二支を組み合わせた60を周期とする数詞のことで、年、月、日、時などの順序を示すために用いられます。

夏はうなぎ、では冬の土用の丑の日は?

夏の土用の丑の日にはうなぎや「う」のつく食べ物を食べる習慣が定着していますが、冬はどうなのでしょうか? どんな風習があるのか、何を食べるのか、調べてみました。

● 女性は口紅を買う

紅花を原料とした日本古来の紅は、寒中に製造されたものが最良ということで寒紅として珍重されてきました。ことに寒中の丑の日に売り出す紅が最も良いものとされ、丑紅(うしべに)の名がついています。また寒中丑の日に紅をつけると口より入る疫病や虫を殺すという俗説もあったそうです。

出典 http://www7a.biglobe.ne.jp

土用丑の日に限ったことではないですが、寒中の丑の日に紅を売り出す風習があったようです。寒中とは、二十四節気の小寒の日から立春の前日(節分)までの約30日間のこと。今でもこの季節に口紅を売り出しているお店があります。

●「ひ」のつく食べ物、赤い食べ物を食べる?

夏の土用の丑の日にうなぎを食べるのは、夏バテ防止のためでもあるようですが、夏に冬(丑)を取り込んで、陰陽五行のバランスを取るためなのだとか。

それと同じように、冬の土用の丑の日には夏(未)を取り込むため、「ひ」のつく食べ物、または赤い食べ物を食べると良いという説があるようです。

<参考>

十二支のうち、五行で土に配当されているのは「丑辰未戌」の4つ。それぞれが対応する月は丑=12月(1月)、辰=3月(4月)、未=6月(7月)、戌=9月(10月)となっています(すべて旧暦、カッコ内は新暦)。(参考文献:十二支による表記

五行で季節に対応する色は春=青、夏=紅、秋=白、冬=黒。

「夏の土用」だからこそ「丑の日」で「う」のつく食べ物(または黒い食べ物)なのですから、それに倣うのなら、「春の土用」には「戌の日」に「い」のつく食べ物(または白い食べ物)、「秋の土用」には「辰の日」に「た」のつく食べ物(または青い食べ物)、「冬の土用」には「未の日」に「ひ」のつく食べ物(または赤い食べ物)などとしてこそ意味があるというものでしょう。

出典 http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp

この意見によると、そもそも冬は「土用の未の日」にすべきであり、土用の丑の日は夏だけということになります。夏の土用の丑の日がメジャーなのはそのせいかもしれません。

あまりなじみのない習慣ではありますが、冬の土用の丑の日にうなぎ以外の食べ物を食べたい方は、「ひ」のつく食べ物か赤い食べ物を食べてみてはいかがでしょうか?

● 冬もうなぎ?

実はうなぎの旬は冬。うなぎの漁獲量・消費量が多い長野県岡谷市を発祥として、冬の土用の丑の日にもうなぎを食べる習慣を広めようとする動きがあるようです。旬の冬の土用の丑の日に、おいしいうなぎを食べるのもいいかもしれません。

スーパーなどでは、季節を問わず土用の丑の日にはうなぎを売っていますよね。現代の日本では、季節に関係なく土用の丑の日にはうなぎを食べる、というのが最も定着している習慣と言えそうです。

いかがでしたか?どれが正解不正解と決めずに、ご自分の好きなものを選んでみるのがいいかもしれません。女性の方は、新しい口紅を「冬の土用の丑の日」に買うことを新習慣にしてみてはいかがですか?

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