全国で3例目となる6歳未満の脳死判定がなされました

日本臓器移植ネットワークは13日、大阪大病院(大阪府吹田市)に入院していた6歳未満の女児が臓器移植法に基づき脳死と判定されたと発表した。2010年の改正臓器移植法施行以来、脳死判定基準がより厳しい6歳未満の脳死臓器提供は3例目となる。

出典 http://mainichi.jp

これに際し、ご両親がコメントを発表されています。日本臓器移植ネットワークが削除したとされる部分は、本文の後に追加掲載しました。臓器提供を行った女の子、そしてご両親の意思を引き継ぐためにも出来るだけ沢山の方に読んで頂きたいです。

ご両親の言葉

私たちの子は原因不明の拡張型心筋症になるまで、大きな病気をすることもなく、元気に成長してきました。

昨年4月には幼稚園に入園し、初めての運動会の練習を一生懸命しておりました。運動会前日、風邪のような症状から病院を受診し、特発性拡張型心筋症であることが分かりました。

12月に容体が悪化し、補助人工心臓をつけて移植を待機することしか命をつなぐ方法がなくなりました。

待機している間も小さい体で度々の脳出血や数回の開胸手術に耐えておりました。

さらに何度も血栓が補助人工心臓内にでき、そのたびに管の取り換えも行っており、本当に生きた心地がしない日々でした。

国内待機の限界を感じ、先生にお願いし海外での移植手術を目指し動き出しました。

受け入れ先も決まり、渡米への準備をしているさなかの1月の上旬に最も心配していた血栓が娘の脳に飛び重篤な脳梗塞(こうそく)を起こしました。

それでも諦めずに回復を祈っておりましたが、2日後に娘は脳死状態になりました。

娘には補助人工心臓のことを「あなたのことを守ってくれている大事なものだよ」といつも伝えていただけに、本当に無念でやるせない気持ちです。

娘がほぼ脳死状態にあると分かった時に私たちは、心臓移植待機中のことを思い出しました。国内では臓器提供が少ない現状を強く感じておりましたので迷わず娘の臓器を、移植待機されているお子様やそのご家族様のために提供したいと申し出ました。

私たちは娘が発病してからの3カ月間、暗闇の中にいました。同じようなお気持ちの方に少しでも光がともせられたらと思っております。

現在の日本の移植医療の現状を皆様にご関心を頂き、命のリレーが一般的な治療方法として日本でも行われるような環境に進んでいくことを望みます。

出典 http://mainichi.jp

娘の死により伝えたいことがあります。小さい子に、リスクの高い一時的な簡易の機械しかつけられないという現状です。子供用の補助人工心臓は海外では何年も前から使われているのですが、日本では使用の許可が下りておりません。

他のお子様とご家族に同じことが起こらないためにも一刻も早く改善して頂きたいと心から願っております。それが、娘が命をかけて私達に伝えたかったメッセージではないかと思っております。

出典 http://www.asahi.com

臓器移植の倫理問題だとか、そういった意見もたくさんあると思います。けれど、ご家族は上記のような思いにより、臓器移植を決断されました。そして、その現実と一生向き合って生きていきます。

私は3年前に生後2週間の息子が突然死し、解剖するか迫られました。脳死判定された女の子と同じ年頃の心臓疾患を持つ娘もいます。

子どもに臓器移植や解剖のことをどんなに分かりやすく説明したとしても、どこまで理解できるか分かりません。親は子どもの命含め、全ての責任も負って生きていかねばらないのです。いつ心の中で折り合いがつくとも分からない戦いです。

提供された臓器が女の子が生きた証。これが心の支えです。確かにそこに女の子はいて、ずっとご家族に笑いかけてくれていると思います。

人工心臓の件、これをきっかけに前進してくれることを切に願います。

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hinagon このユーザーの他の記事を見る

主婦暦5年目の34歳。5歳のダウン症の娘、2歳のやんちゃ息子と旦那1人の4人家族。田舎育ち。実家は牛の放牧をしています。

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